| 片岡千恵蔵 |
 |
知恵蔵が演じた初代金田一は、原作のイメージを大幅に改変。ソフト帽にダブルのスーツ姿、拳銃を使用し、変装が得意で美人秘書を連れたヒーローである。原作と違う犯人を設定し、娯楽活劇としてヒット。 |
| 岡譲二 |
|
2代目金田一として登場。千恵蔵スタイルを踏襲。同様に黒いソフト帽にスーツ姿で拳銃を使用し、変装も得意である。 |
| 河津清三郎 |
|
3代目金田一として登場。黒いスーツとネクタイ、ソフト帽姿で拳銃を持った河津金田一は都会的な猟奇現代スリラーの世界で、精悍で渋い名探偵となっており、そのルックスはさながらハードボイルドの世界に生きる、暗黒街の顔役である。 |
| 池辺良 |
|
4代目金田一として登場。変装こそするが、格闘は苦手。知的で気弱そうな、洋装ながら多少原作に近いイメージを漂わせている。 |
| 高倉健 |
|
5代目金田一として登場。千恵蔵近代知のイメージを受け継いだスタイルに、現代青年のイメージが付け加えられている。 |
| 中尾彬 |
|
6代目金田一として登場。予算の都合で物語の設定が現代に変更されたため、中尾金田一はヒッピー風のジーパン姿となっている。だが、本作は純粋に横溝文学の映像化を目的としているため外見をのぞき良質で原作に忠実な金田一像を実現した。 |
| 石坂浩二 |
 |
7代目金田一。これまで洋装で描かれていた金田一を、初めて原作イメージで演じ、以降の基礎を築いた。映像における最良の金田一像としてブームをリード。性格や衣装は原作に忠実だが、私生活や過去についての描写はなく、生活感を極力排除。観客の想像にゆだねながら依頼人の存在と報酬を得る場面は明確にされている。 |
| 古谷一行 |
|
8代目金田一。石坂金田一による横溝ブームの真っ只中に登場。原作に忠実に描かれ、推理に行き詰まると逆立ちをする癖がある。横溝文学独特の"関西人のあくの強さ”を、良い意味で取り入れることに成功した。この点が都会的な石坂金田一との差別化に成功した重要なポイントであり、石坂が確立した金田一像を損なうことなく、それでいて古谷ならではの金田一像を生んだ。 |
| 愛川欽也 |
 |
9代目金田一。物語の設定は現代に変更され、ヨレヨレの黒い背広姿、汗っかきでウーロン茶入りの水筒を携帯している。 |
| 渥美清 |
|
10代目金田一。作品の設定が現代に変更されているので、渥美金田一は野暮ったい背広にノーネクタイ、麦藁帽子という出で立ち。原作者横溝の金田一にもっとも近い俳優である。 |
| 西田敏行 |
|
11代目金田一。風体は原作どおりで、茶色のマフラーがポイント。陽気でせっかちな性格で、役割は完全に主役化されている。 |
| 三船敏郎 |
|
12代目金田一。古谷金田一主演の「金田一耕助の冒険」の劇中で上映される無声映画に登場。劇中では千恵蔵以前に登場した初代金田一となっており、頭が薄いのが特徴。 |
| 鹿賀丈史 |
|
13代目金田一。風体は原作どおりで、ゴム長靴が新味だしている。映画「悪霊島」は主人公三津木五郎の回想として物語が構成されており、金田一も思い出に登場する一人でしかない。だが、そのルックスと飄々としたムードにより石坂・古谷金田一とならんで熱烈に支持するファンも多い。 |
| 小野寺昭 |
 |
14代目金田一。作品は正統派金田一ものとして手堅く製作されており、風体も原作どおりの小野田金田一は好評で計4作が放映された。 |
| 中井貴一 |
 |
15代目金田一。風体を大幅に改変。三つ揃いのスーツにハンチング帽、蝶ネクタイに銀縁の丸眼鏡姿。性格は弱気。金にがめつい秘書を連れている。 |
| 片岡鶴太郎 |
|
16代目金田一。風体は石坂金田一を意識しており、チューリップ帽も拝借。ただ、髪型のみ短髪になっている。作品は物語りを簡略化、見せ場の多い娯楽ミステリーとなっている。 |
| 役所広司 |
 |
17代目金田一。風体は原作どおりの正統派。居眠りする癖がある。 |
| 豊川悦司 |
|
18代目金田一。着物、古いトランク、頭をかくなど断片的な部分で、人物像は想像に任せる豊川の演技プランは的確だが、残念ながらシリーズ化にはいたらなかった。小柄でおっとりした原作の金田一に対し、豊川金田一は背が高く、ダイナミックに風を切って走り、手の表情豊かに身を乗り出し、早口で質問を浴びせる。 |